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沖縄の作家さんを訪ねて

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アトリエや工房をたずねて、素敵な作家さんと作品たちと出会おう

沖縄と言えば、やちむんや琉球ガラス、染織物など「工芸の島」というイメージを持っている人も多いのでは?工芸と聞くと敷居が高いイメージがありますが、最近では伝統的な技術をもとに、作家独自の感性を表現したモダンな作品も登場しています。また、工芸の枠を超えて、沖縄の素材を使ったり、着想を得た作品も数多くあります。せっかく沖縄を訪れるのなら、実際に作家さんにも会ってみませんか?どんな場所で、どんな人が作っているのかを知ることで、より作品の魅力に気づくことができます。
(公開日:2022/08/25)

訪れたいスポット

ショッピング

読谷村

RYUKYU GLASS WORKS 海風

読谷村の東シナ海が一望できる琉球ガラス工房「RYUKYU GLASS WORKS 海風」。ガラス職人として30年以上作品を作り続けている専務の松田将吾(まつだしょうご)さんは、この読谷の海が小さい頃から大好きだと言います。一番人気の残波の夕日シリーズは、海が夕焼けに照らされて赤く染まった様子を表した、松田さんならではの作品です。「こだわりは色付に赤や水色、緑という風に色を重ねていること。手間はかかりますが、その分深みが増して綺麗なんですよ」と教えてくれました。ショップと隣接している工房では、見学はもちろん、グラス作り体験も行っています。ぜひ職人の技術に間近で触れてみてください。

ショッピング

読谷村

Indigo

「Indigo(インディゴ)」は、知る人ぞ知る人気のお店。店内には、オーナーの比嘉亮(ひがりょう)さんが手掛けた木工家具を中心に、ヴィンテージ感のある雑貨がセンス良くディスプレイされていて心が躍ります。亮さんはもともと古材を使って家具を作っていましたが、最近ではリュウキュウマツやセンダンなどの県産木を積極的に使用。家具は全てフルオーダー制で、亮さんと奥さんの洋子さんがお客さんの希望や好みを丁寧にヒアリングしてくれます。二人ともフレンドリーなので、ついつい会話が弾んでしまうはず。まずは、気軽に訪れて、比嘉さん夫婦と話してみたり、ディスプレイされている家具に触れてみるのがおすすめです。

ショッピング

読谷村

一翠窯

一翠窯(いっすいがま)は、2005年に陶芸家の高畑伸也(たかはたしんや)さんが構えた工房。作品が所狭しに並んだ店内の奥に工房が続いており、器を見ていると、高畑さんが作業をしている音が聞こえてきます。代表的な作品は、20種類以上のデザインがある板皿。ビビッドな赤や黄色を使ったモダンな雰囲気や、どこかレトロ感のあるものなど、「これはなんの模様だろう?」と思わず手にとってしまいます。「心がけているのは、こだわりを持たないことでしょうか。ルールや考えにとらわれずに、思い浮かんだアイデアを生かして作品を作っています」と話す高畑さん。ここだけにしか置いていない器もあるので、要チェック!

ショッピング

宜野湾市

紅型研究所染千花

宜野湾市(ぎのわんし)にある「紅型研究所 染千花(びんがたけんきゅうじょ そめせんか)」では、ここでしか見ることのできない、紅型職人・知花幸修(ちばなゆきなが)さんの作品を手に取ることができます。知花さんの作品は、唯一無二の存在。例えば、タペストリーに描かれているヤンバルクイナに迷彩模様が施されていたり、コミックタッチの女性の髪や洋服には古典柄が色鮮やかに描かれていたり…。細部の一つひとつにまで意味が込められた作品は、まさにアート。知花さんのお話を聞きながら実際に作品を見ることで、より理解が深まります。

ショッピング

読谷村

井口工房

読谷村の外国人住宅街にある井口工房(いぐちこうぼう)は、井口春治(はるじ)さんと悠以(ゆい)さんが2012年にスタートした工房。器は軽くて薄いのが特徴で、青色の釉薬で描かれた美しい染め付けの作品をはじめ、白や黒などのシンプルなもの、沖縄の植物をモチーフにした板皿など、どれも洗練されたデザインでファンも多いです。また、毎週土曜日には工房と隣接する売店をオープンしており、一度にたくさんの種類の器を見ることができます。笑顔が素敵な優しい悠以さんが温かく迎えてくれます。

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